生活の糧を得るのは、男に課せられた義務
好きな事をやっているだけでは、到底成就できない神聖な行動
(12/07の続き・・・)
・・・10年近く勤めた、特注家具屋を去る日がやってきた
・・・すでに家庭を持っていた自分は、大した理由もなく職を捨てる事は出来ない
・・・人間関係・家業・健康、何より自分を考慮し、去ることが望ましいと判断した
・・・顧客も業者も、ありがたいことに自分の離職を心から惜しんでくれた
・・・過分な送別会も、不相応な記念品も用意してもらった
・・・ただ、不思議と涙や熱い感情はわいてこなかった
・・・置かれた立場で、自分なりに全てをやりつくした自信
・・・自信の上に根拠なく立ちはだかる、向上心欠如への不安
・・・30歳を過ぎたばかりの自分にとってこの二つの方が大きかった
・・・16年前のちょうど今頃、年の暮れをもって会社を去り
・・・新年からは、心新たに全く畑違いの家業についた
・・・懸命に働きはするものの、人生二度目の空虚な時間が経っていった
・・・しかし、だてに10数年やってきた事は、決して無駄にはならなかった
・・・全く無関係と思われた知識と技術が、今のベンチャーで生きてきた
・・・いや、もし持っていなかったら今の商売は決して成立していない
・・・始めは、今のベンチャーのために再出発した「木」との繋がりも
・・・やってみると、やっぱり「木」は大の親友
・・・この歳になって、やっと本当の彼らとの付き合いが出来るようになってきた
今は仕事も木工も楽しくて仕方がない
ただ何より残念なのは、時間が少なすぎる事
すでに人生の折り返しをとうに過ぎている今
自分のお子達同様、「木」達にも、自分の魂を植え付けていきたい
とにかく時間が欲しい・・・
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